混同
マレー語と英語の混同が起きています。
約3ヶ月マレー語を使い続けてきた私の頭と口は今マレー語モードになっていて、明らかに英語より知っている語彙数は少ないけど、マレー語が先行している状態。
英語とマレー語を両方使うこの国では、みんなチャンプル(混ぜて)で話したり、急に切り替わったりするのです。
そんな会話を聞いていると、改めてマルチリンガルってすごいなーと思います。中華系は特に、マレーと英語と中国語、さらに中国語方言何個も話せる人がざらにいるので、ほんとすごい。
英語が出づらくなって言い淀んでしまっている自分自身に、外国語というのは使い続けてないと話せなくなるもんだなーということを感じています。
そんな私の今の頭では、英語を話す必要性が出てくると、急いで英語を探します。
それで気づいたのが、最近単語を見たり、言おうとしたりするときに一瞬、マレー語の単語を、これ英語だっけ?と勘違いしてしまうことがあること。
そして対応する英語を思い出して、違う違う!となる。例えばseluar(ズボン)とかdaftar(登録する)とか。rで終わる英語みたいな綴りの単語のときにそんな変な感覚が生まれる。
それ以外にもマレー語口のせいで、英語を話している途中にTapi..(but..)と言ってしまうのはいつものこと。
英語が著しく話せなくなっている〜
マレー語が中途半端になっていきそう〜
と危機感を覚えます。
でも、同時に、チャンプルで当たり前のように話すマレーシア人たちを見ていると、これがマレーシアスタイルだからしょうがないかぁと納得したりもしています。
2週間
今日でマレーシアに来て2週間!
観光する余裕のあった最初の1週間はとても早く過ぎたけど、一日7時間の語学が始まってからは、長い長い…
それに加えてホームステイ。今日は10日間のうちの5日目。
ホームステイは順調だし、とっても楽しいけれど、楽しいのと同じくらい、疲れます。異文化は疲れる。楽しいんだけどね…。
言葉もまだ不自由だから、言いたいこと全て言えないときもあるし、当たり前と思ってることが当たり前でないし、他人の生活に入り込むので、気も使う。
ただ、その疲労感もいい思い出と思えるくらい素敵な居心地のいいお家です。
ホームステイが始まって驚いたこといくつか!
1.時間の概念
初日、夕方にお家に着き、夜7時にお姉ちゃんがナシゴレンを作ってくれました(それが激辛だったことは置いておいて)
その後部屋でのんびり過ごして、そろそろ寝る準備でもするかーと思った夜10時過ぎ。“Marina, makan! ”
豪勢な夜食が。一日6食文化とは聞いていたけど、この時間にまさかの量。
(ミースープ、ナシゴレン、トムヤム、サテ…串焼き ピーナッツソースで食べる、卵焼き)
そして、土日を過ごして見て感じたこと。
食べたい時に食べる!寝たい時にねる!
食事の時間は定まってない。夜中でも関係なし。正直これが結構応えた。体が狂ってしまって、今何時なのか分からない。
日本では決まった時間に食事をとることで、自分の生活リズムを作っていたんだなーということが分かりました。
当たり前かもしれないけど、人間の体は地球が回る速さ、太陽浴びる時間、一日24時間用にできてるんだなーって。火星とか言ったらどうなるんだろー。っていう素人の妄想へと発展。
2.手の使い方
基本的に素手でご飯を食べる。
スープを飲むのにスプーンを使う以外は手で食べます。ご飯にいろんなおかずを乗せて混ぜながら食べることが多いです。
NTCにいるとき、よく先生から教えられていた左手について。左手は不浄の手なので、食べるときや物を受け渡しするときは基本的に右手を使わないといけないということ。
かなり気をつけていたけど、意外とそこは緩いみたい。両手で鶏肉の骨を持って食べたり、左手にお菓子を持って右手で口に運んだりするのは普通。
3.ムスリムの習慣
お祈りは、あまりしていないよう。少なくとも一度も見ていない。
そして、tapaiという食べ物。
これは米の発酵食品。かなーりお酒の匂いが強い。一口食べただけで体がぽかぽかするくらい。
これを出されたとき、このアルコール臭はムスリムにとって問題ないのかなと思って聞きました。
曰く、食べていいけど、汁は飲まないとのこと。
お父さんは大好きで、それはそれは美味しそうに、アイスを添えたりして食べてました。
他にもたくさんあるけど、特に感じたのはこの3つ。
戸惑いもあったりしながら少しずつ慣れてきたホームステイも今日で折り返し。
この家にいて本当に感動するのは、4人の子供たちがみんな家族思いなこと。階段を上るお母さんを下から見守っている20歳のお兄ちゃん、料理やお皿洗いをして、弟の勉強も(そして私の面倒も)見てあげてる22歳のお姉ちゃん、普段は無口だけどいつも優しい笑顔の17歳の弟くん、そして無邪気で甘えん坊だけど率先してお手伝いしている12歳の弟くん。
日本とは違う生活スタイルだけど、子供たちが逞しく育っているのは、この環境だからこそ?と思うときもあったり。
残りのホームステイは、
シャイな弟たちともう少し距離を縮める。お姉ちゃんから大学生の生活情報についていろいろ教えてもらう。お母さんにマレーシア料理を教えてもらう!
これを目標に過ごしたいと思います^_^
keropok
金曜日からマレーのお宅にホームステイしてます!ホームステイ中での気づきは後でまとめるとして…
こちら、Keropokという東南アジアのおせんべい。
乾燥した形で売られていて、揚げると何倍にも膨らむので、作る工程も楽しい^_^
3年前、ベトナムで友達のパーティーに参加した時、みんなで作って食べたエビ味のkeropokにハマって、お土産に買ったのを思い出す。
食べると食べるだけ、もっとお皿に乗せてくれるお母さん。
Sedap.. tak boleh berhenti! Bahaya~
"美味しくて止まらないよ〜危険だね"
とお母さんに伝えたら、
"食べてもお腹いっぱいにならないから、たくさん食べても大丈夫よ!もっと食べなさい!" と言われる始末。
マレーシア
青年海外協力隊 2016年度3次隊でマレーシアに来ました、Marinaです。Marinaはマレーのお母さんにつけてもらった名前。
これからの活動のこと、マレーシアでの生活のこと、ゆるりと書残せていけたらなと思います。
今日(もう昨日だけど)、日本を出発して、マレーシアの首都クアラルンプールに到着しました!
成田空港では家族や他の国へ行く同期隊員に見送ってもらいました。
私はマレーシアは旅行も含めて5回目になるけど、出発前こんなに緊張したのは初めて。頭ではそんなに心配していないつもりだったけど、やはり2年間行くことへの不安はあるかな〜。
これから約1ヶ月は、クアラルンプールのJICA事務所で研修を受けます。
明日は一日オリエンテーション、そして夜は懇親会。マレーシアの隊員の方々に会えるので楽しみ!
とりあえず気温が一桁から30度越えへと急に変わったので、体調に気をつけながら徐々に環境にもスケジュールにも慣れていければと思います。
実家の仙台を離れる日、少し遅めの初詣に行きました。仙台市青葉区にある大崎八幡宮。
そこでひいたおみくじに書いてあった言葉が、ちょうど今の状況をよく表していたので。
「新しい波が押し寄せ、現在のあなたの環境を大きく変えそうです。今まで慣れ親しんだ人との離別や、身近にあった極めてあたり前の物が失くなったりします。この機会に、そういった物事への感謝の気持ちを改めて確認し、悔いを残さぬように普段から心掛けておくことが大切です。」
特にこの1、2週間、いろんな人と会って感じた感謝。たくさんのありがとうを胸に刻んで、明日からも頑張ります^^