Marina’s blog

マレーシアの大学で日本語を教えている協力隊のブログです

来週から新学期

(前回の更新から2か月近くあいてしまいました。)

所信表明のその後…

前回書いた、配属先への報告書と提案書は結局、無事提出できました。しかし、予定より提出が遅くなりました。事件が起きたのです。(大袈裟)

12月22日、まさに書類を提出しようとしていた日、突然カウンターパート(これまで誰がカウンターパートか分からなかったが、今までも一番近くで同僚として働いてきたJICA日本語コーディネーターの先生がカウンターパートということになったようです!なのでこれからはカウンターパートと呼びます)から「オフィスから聞いたんだけど、来学期の学部授業にJOCVの名前が入っているみたい」と告げられました。今まで会話の回だけ入っていた必修の日本語クラスを、まるごと来学期は担当することになる、という意味でした。

この時点で、今後大きく状況が変わりそうだということ分かったので、報告書はその日はそっとしまい(笑)、少し書き換えてから後日担当者に参考までという形で出しました。少し考えてたのと違う…と思ったけど、それはそれで別の方に役に立っていきそうだということも、後で知ることになりました。それについては、また改めて書こうと思います。

 

ターニングポイント?

必修授業を担当するという意外な展開となりました。教師不足というのは知っていたけど、まさかこうなるとは。活動内容が、180度とはいかないまでも、90度くらい変わりそう。

それについて告げられた時の感情の推移…

(1)悲しみ。なぜオフィスを通して知ることになったのか、なぜ先に直接相談してくれなかったのか、まだ信頼してくれてないのかなぁ。

(2)焦り。っていうか急にクラス担当って言われても。授業準備1ヶ月で間に合うのか?これまで見学もさせてくれなかったのに。やるならせめて1回は授業見せて~。

(3)期待。でも、いくつかクラスがあってそれを分けるわけだから、先生たちから引継ぎがあるだろうし、打ち合わせも必要だし、先生たちとの関わりは濃くなるだろう。それに、教案とか教材のチェックをお願いすれば授業にアドバイスをくれるかも。こちらからの見学はできなくても、自分の授業に見学に来てもらうお願いはできるはず。協働に向けた一歩になるかも?

(4)喜び。なんだかんだ、こうやって私の名前を入れてくれたのは、助けを求めてくれたのは、少しでも信頼感をもってくれたから(だと思いたい)。1年かけて関係を築いてきて、良かった。(相談はしてほしかったけど)

 

伝え方の問題などはあれど、事実だけ見れば進歩なのです。UTMの先生が、JOCVに助けを求めてくれたということ。それに、これから授業に入る中で、先生方と接することが多くなるので、さらなる関係改善の大きなチャンス。事件の起こった12月22日からしばらくは戸惑いつつ、カウンターパートをなだめつつ(話が急すぎ、しかも勝手に名前を入れられていたので少し怒っている)、様子を見ることしかできませんでしたが。年明けの会議で正式にJOCVが授業をもつことが決定し、授業時間の調整があり、期待通り、授業についての話し合いがあり、先生からの引継ぎ・打ち合わせなどがありました。1月半ばにはボランティア総会があったのもあり、やっと授業準備がはじめられたと思ったら、1か月の学期間休みがもう終わろうとしています。

来週月曜日から新学期。ただ、今学期はすぐに旧正月があるため、12日開始なのに、14日からまた5連休という謎のスケジュール。19日からにすればいいのに…中華系の学生ほとんど来ないのに…。3週目くらいに初めましての学生が来るの目に見えてるのに…。でも仕方ないので、来てくれる学生のために授業づくりをします。

授業をもつことは、不安もあるけど楽しみ。このクラスが始まる前の焦燥感と期待感が混じった感じの緊張感、嫌いじゃない。

 

学期間休み満喫

そんな感じで慌ただしい1か月でしたが、この1か月は学期間休みだったので息抜きもたくさんしました。

年末は隊員や学生と年越ししたり、元旦にハイキングしたり。

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現地の友達といろんなお店にも行きました。おしゃれなカフェとか。

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泊りがけの旅行はできなかったけど、初めて同期隊員のいるイポーにも行きました。

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やっぱりペラ州、好きなんですよね。なんでだろう?

 

4分の3突入

3学期目は、「改善」のタームにするつもりだったけど、これは完全に「挑戦」のターム延長決定。貴重な機会をいただいて、日本語教師として経験をさせてもらうことに、感謝です。協力隊生活ももう半分すぎたけれど、まだまだやりたいことがたくさん。今学期も少しずつブログに活動の感想など書いていきたいと思います。

先月は先輩隊員が帰国し、新隊員が来て、別れと出会いの1月でした。新隊員は私の配属先の4代目の隊員です。そして4月にはもう一人新隊員が5代目として来る予定です。先輩の欠けた穴は私じゃ到底埋められませんが、また新たなメンバーで協力して、楽しくやっていきたいです^^

少しだけ協力隊らしい話

ここ最近は、まとめの時期です。いろいろな区切りを迎えようとしています。

今学期を振り返り、1年を振り返り、協力隊生活の前半を振り返り、まとめて行く作業をしなければなりません。

1月には12ヶ月報告書の提出、総会での中間報告もあります。

そんな時期ではありますが、ここ数週間は別の報告書を作成していました。配属先に提出する予定の、活動報告書と提案書です。直訴とまではいかないですが、MJIIT日本語教育の現状について配属先の院長、副院長といった上の方々をはじめとした関係者、JICA事務所の方々に知ってもらって、根深く複雑な課題を少しでも前に進めたいからです。

 

一言では言えない配属先の課題

私の配属先の日本語教育にはいろいろな課題があります。その中でも一番大きいのは、配属先に公的な位置を持つ日本語教育ユニットが存在しないことです。これについて前にJICA事務所で話し合いの機会をもらったものの、前に進んでいません。Japan Dayが終わってから、また配属先(MJIIT)のJICA専門家の方がきっかけを作ってくださり、打ち合わせをする予定でした。しかし問題が何なのかはっきりしていない、ということで延期になりました。専門家の方もそうですが、現場の日本語教育の事情を知っているのは、現場の教師しかいないのです。これまでも、配属先やJICA事務所で話し合いをするときは、前提となるバックグラウンドをちゃんと知らない人たちと話すことになるため、説明に時間がかかってしまったり、うまく伝わらなかったりすることが多く、これはちゃんとした形でまとめて見せないとだめだなと思っていました。なので今回私が報告書を作成して、課題をはっきりさせてから打ち合わせをしようということになりました。そのための報告書です。

課題が複雑なのには様々な要素があります。まず授業そのものにいろいろなバリエーションがある(授業管理者、教師による担当部分、対象の学生、授業形態、人数、レベル、目的、抱える課題)。学生のニーズもさまざまで、JOCVの活動に関しては、“会話の要望が高い”、“授業時間が足りない”、“日本語教育を盛り上げたい”など、非常に曖昧なものでした。また教師間の人間関係も大きな課題の一部。このような状況で何が1番の課題なのか、これらをまとめると思うと、筆が上がらず、時間がかかってしまいました。

最終的に、今回の提案書に書いた提案は大きく2つ、日本語教育のビジョンを明確にすること、それから、MJIITの日本語教育におけるJICAの技術移転に見通しを付けること、です。

今の配属先MJIITはUTMという大学内に、新たにできた特別な機関です。そのため、UTM所属の日本語教師と、プロジェクトとして関わっているJICA所属の日本語教師が、MJIITで日本語を教えています。なので本人であるMJIITの中に所属する日本語教師はいません。

この状況に付随して、先ほどいった二つの機関UTMとJICA(MJIIT?)の間に溝があることが、私が来る前の1番の問題でした(少なくともそういう理解でマレーシアに来ました)。実際に来てみると、そこまでその溝はひどくなく、タイミングの問題だったのか、今はUTMの先生方と個人的にはだいぶ仲良くなりました。まだ授業では共同の機会がないのが現状ですが、先輩隊員が言うには、かなり状況が良くなっているとのこと。

また、活動している限り、二つの外部機関がMJIITで教えていることによる不便なことはそれほどないし、UTMの先生方とも業務の住み分けができているので、ちょうど良い距離感で、お互いにとってやりやすい体制ができていると思います。

しかし、将来のことを考えるとこのままでは問題があります。さらにいえば、そのことについて多分配属先は何も考えていないので、それが問題です。いつまでもボランティアが来てくれると思っているような気がします。そもそも工科大学なので、日本語教育について詳しい人はいないし、新しくできた大学には日本語教育の課題よりも、優先すべきことが多いので、とりあえず回っているように見える日本語教育に、大学の上の人が労力を費やすことはありません。

でも、いつかはJOCVの派遣が終わる。もしこのままなら、今私たちがやっている課外授業や、大学院授業や、文化関係のことや、環境整備や学習支援…つまりUTMが担当している学部必修授業以外の全ては、消えて無くなってしまいます。もちろん、そうならないようにどうにかするんでしょうが、その時が来てからでは遅いので、今から組織のこと考えていきましょうよ…という内容を今回伝えたい。

そのため、バックグラウンドを知るためのものとして現状についてまとめた報告書と、MJIITへの提案とその理由を書いた提案書という形にしました。先輩隊員に何度もチェックしてもらい、調整員さんにもご意見いただき、書類としては良くなってきたと思います。書いてるうちに私の頭の中も整理されてきました。もう少し推敲してから提出予定です。

 

私の役割ってなんだろう

日本語教育」という職種は、日本語を教えるだけじゃない、というのはわかっていましたが、まさか大学の組織うんぬんの話に口を出すことになるとは思いませんでした。でも、今やっていることは配属先の将来にとって本当に重要なことだし、いつかだれかが考えなければいけないこと。そして、なんだか今までで一番協力隊っぽいことしてるなぁ、と感じています(笑)私は3代目のボランティアなので、初代、2代目の先輩方は、本当に大変だったろうと思います。それでも、こつこつ配属先の状況を理解し、ニーズを探ってくれていたおかげで、今私がいる配属先の日本語教育はかなりよくなってきていると、周りの方から聞いても感じます。3代目の自分は(5代目までは来ることが決まっているので)中堅として、前半で得た情報やニーズ、積み上げた体制を、将来的に継続させる、技術移転していくいにはどうすればいいかを考える立場なのかな、と最近少しずつ理解してきました。今取り組んでいるこの課題は、将来のために、生半可ではなくしっかりと考えて、周りに伝えていくべきことだと理解しました。複雑な課題は、悪く言えば、かなり面倒くさい課題でもありますが、これが自分のやるべきことだと自覚できたので、やりがいをもって取り組めています。それにきっと協力隊員だからこそできることでもあるので、楽しみながら周りを巻き込んでいきたいです。

あとは何より、後輩隊員が悩まなくて済むように、引き継ぐにしてもやりやすいように、そしてもっと日本語の授業や教え方について悩めるように、させてあげたいなというのも今のモチベーションです。先輩気取ってますね(笑)

以前、今後の打ち合わせについてJICA専門家の方と話している時に、「JOCVが幸せに活動できるようになることを考えましょう」と言ってくださって、それがすごく胸に響きました。私たちはどれだけ恵まれた現場にいるのかと。私も今は後輩隊員にとってやりやすい、日本語教育において学びの多い、2年間になってほしいと強く思っています。そして残り1年間、自分にとっても。

 

ということで、まずこの報告書を近々JICA専門家の方など関係者の方に提出し、専門家の方と相談しながら今後の打ち合わせの予定を立てて、カウンターパートである副院長との話し合い、そのあとで関係者の方々と話し合いができたらと思っています。うまく伝えられるように英語も勉強しておかなきゃいかんです。がんばります。

 

まじめな内容になりましたが(いつものことか。)、今学期の授業は明日の最後の会話クラス4時間と大学院クラス1時間でひと段落します。(課外授業は続くけど)

とりあえず明日の授業を楽しく終えて、報告書を出して、すっきりとした気分で、クリスマス、年末を迎えたいです!

 

11月を終えて

だいぶ期間があいてしまいました。もう師走です!相変わらず日々バタバタしたり、だらだらしたり、考え事したりして過ごしています。

 

11月はジャパンデーが終わってからもいろいろなことがあったので、そのうちのいくつかについて書きます。

そして最近考えていることや思ったことひとつかふたつ、ちゃんと整理したいので、このあとで書こうと思います。

 

JB訪問

先々週の週末には、ジョホールバル(JB)にあるマレーシア工科大学のメインキャンパスへ行きました。JBはマレー半島の南、橋を渡るとシンガポールの国境の州です。先輩隊員がもうすぐ帰国なので、大学在学中に実習でお世話になったK先生や知り合いの方々にご挨拶するのが目的でした。JBへは5年前実習で初めて訪れた後も私は何回も遊びに行ってますが、先輩は7年ぶり。

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 広大なキャンパスで有名なUTM JB。

キャンパス内にある大学のホテルから先生のオフィスまで歩いて40分でした。筑波大を凌ぐ広さ。馬もいる。

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大学のモスク。人生で初めて見たモスクかも?夜は光ってさらに綺麗。 

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約5年前の実習で来たときに、大学2年生だった私が初めて教壇で「日本語を教える」経験をした教室。日にちと曜日、〜から〜までを教えたのを思い出す。懐かしい。

今回は短時間でしたが、お世話になった人たちと久しぶりに会ってご飯を食べることができました。K先生とも貴重な意見交換ができ、活動に関わる相談もできました。直接話すことって本当に大事、特にこの国では…。初心も思い出せた、良い訪問でした。

 

JFKL訪問

国際交流基金クアラルンプールに行きました。たまたま今月はいろいろと重なって4週連続。1週目は中上級の授業見学のために、2週目にはJICAボランティアの日本文化の会として、3週目は学生と一緒に図書館訪問で、4週目は日本語教師向けのセミナー参加で行きました。もともと日本語専門家の先生の何人かとはお話ししたことがありましたが、この数回の訪問で今まで機会のなかった文化事業担当の方や日本語パートナーズ担当の方、図書館のスタッフさんたちともお話しすることができました。受付の方とも顔見知りになりました。行くのに交通が少し不便なので、個人的に行くことはなかったけど、毎回行くたびにいろんな情報が得られるし、教師としても日本文化に関しても勉強になることばかりで、もっと近かったらいいのに〜と思います。

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2週目の日本文化の会での訪問。雑誌や日本語教材が豊富。

 

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3週目の学生との訪問。和室に関する説明を受けているところ。

定期的に日本語教師向けのセミナーなどを行なっていて、参加すると他の機関の先生に会えるのでとても良い機会です。また1月に参加する予定です。

 

日本語ビジネスプレゼンコンテスト

4週目のJFKLのセミナー終わりに先生方と一緒に、ブキビンタンでやっていた、日本語ビジネスプレゼンコンテストを見に行きました。A to Z language schoolというKLで有名な日本語学校が主催するコンテストで、審査員には日本大使館や日本企業関係の方々。優勝者は日本行きの往復チケットと賞金がもらえます。ビジネスなので参加者は皆さん上級レベル。観覧していた日本人から「日本語母語の自分でもこんなプレゼンできない」という声が聞こえてくるほど、上手なプレゼンが多かったです。働くとは何か?、仕事をする中で感じたこと、日本での経験、自分の夢などを話していました。会場はホテルの中で、100名ほどが入れるところでしたが、立ち見が出るほど賑わっていました。

優勝したのはマレーシアのパナソニックで働くマレー系の女性でした。スピーチコンテストではなくプレゼンコンテストなので、聴衆を納得させる、巻き込む力が必要なのかなーと思いました。とても面白かったです。

 

大学院の歌の授業

大学院クラスで歌を教えました。教えましたといってもただ一緒に歌っただけですが。歌はauのCMで使われ、紅白にも出場した浦島太郎(桐谷健太)の「海の声」。協力隊の同期にはわかると思いますが、二本松での訓練の時に体育隊員のフラの講座で踊ったので、懐かしい思い出の曲。このクラスはひらがなもまだ書けないくらいの初心者クラスですが、この曲はテンポもゆっくりだし、海、空、風、山、川、太陽など、自然に関連する言葉が勉強できていいなと思ったので、あとは私自身が大好きなので選びました。あまり時間がなかったけど、歌詞を見ながら通して歌えました。また、良い歌ですねと言ってくれた人もいました。次回先輩隊員の担当回でもう一度練習があるので、また一緒に歌うのが楽しみです。

 

書道イベント

先週の木曜日に、日本文化サークル主催の書道のワークショップがありました。以前から書道のイベントがやりたいという希望があり、書道が得意な学生が企画して(一度延期になりながらも)実施に至りました。私はアドバイザーという形で関わりました。参加者は約20名でした。

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初めの2時間で書道の説明と練習をし、1時間で作品を作り、審査をするという流れ。今回参加者には小筆をプレゼントするということで、そのまま小筆での練習と作品作りとなりました。あまり経験がなかったけど、小筆って難しい。

企画した学生が事前に選んできた題材は

「人生楽ありゃ苦もあるさ 涙の後には虹も出る」

水戸黄門 !どうしてこれを選んだの?と聞いたら、たまたま見つけた、と。意味がわからないので教えてくださいと言われました。笑

よく見るとなかなかいい題材。ひらがなと漢字がバランス良く、漢字も難しすぎない。作品はこの文章を自分の好きなレイアウトで書くというものでした。

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 ある単語だけ大きく書く人、絵を描く人、紙を横に使う人、創意工夫があって、面白かったです。

 

JLPT
この日曜日に日本語能力試験(JLPT)がありました。それに向けて、ジャパンデー後くらいからは、課外クラスは対策や模擬テストのためにいろいろと準備や相談にのってきました。模擬テストやってるときは教師は楽できるんですけどね。

私はN5とN4のクラスを担当していて、N4は来年の7月をめざしているクラスでしたが、12月も受けるんですという直前のカミングアウト、今回なんとか合格したいと言う学生もいて、いやいやそんな数週間でできるもんじゃないから…と思いつつ、できる限りのアドバイスや教材の紹介などはしたつもりです。今学期クラスを始める前は、ただの対策クラスにしたくない、学生が話せる機会を作って、継続的に日本語を勉強できるようなクラスにしたい、と思って始めましたが、やっぱり直前になると試験対策で余裕もなく、それに学生のモチベーションが一番高いのは直前だと改めて感じました。前からもっと授業に来てよ…と思ったりもしますが、一生懸命な姿勢にはなんとか応えたい。でもやっぱり付け焼き刃ではダメで、計画的に勉強しないと受かるのは難しいし、受かったとしても身にならない。

学生が話す機会を…というのは理想ですが、試験対策のクラスで、まず教師の役割として一番大事なのは「ペースメーカー」であることだと思いました。もちろん、学習を継続するモチベーションの維持も大切で、話すことが楽しさや学習のモチベーションにつながってくれたらいいなぁ、と思いますが、それは教師のエゴかもしれません。

 

試験結果は来月。もちろん受かっていたら嬉しいですが、今学期受けた人がまた来学期継続して勉強してくれたら良いなぁと期待しています。

 

 

というわけで11月はいろいろなことがありました。長かった。

授業もイベントもいろいろやったし、外にも出たけど、達成感は50%くらいでしょうか。

いろんなことがありすぎて、中途半端になってしまった所もたくさん。ひとつひとつをもっと大事にできたら、得るものももっと多かったろうなと思ってしまいます。

例えば書道。学生と事前に打ち合わせしていて、英語でやり取りするのですが、たまにうまく伝わらない時がある。私もやり取りに疲れて、わかったわかったと言ってしまったり。確認すべきことを怠ったり。

例えばJLPT。いつものことながら授業準備が直前になってしまいます。学生のためにできること、もっとあったんじゃないかと思う。先ほど書いた、ただの対策クラスにしたくない、という初心も忘れがちで、つまらない授業もやりました。残りの授業や来学期は反省生かして良い授業にしていきたいと思っています。

 

Week9 ジャパンデー

 

11月9日木曜日にジャパンデーという大学のお祭りがありました。

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結果としては大成功だったと思います。感想は…ものすごく疲れた。です。笑

なのでまとめも簡単に。

 

毎年行われているジャパンデーですが、今年は日本とマレーシアの協力60周年を記念して大々的に行われました。セレモニーには高等教育大臣が、そして日本武道館からも50人以上の演武者を呼び、武道のデモンストレーションと講座をしていただきました。

そのメインの会場となったホールの外にはテントが設置され、私たちはそのテント内で日本文化体験ブースを開きました。学生ボランティアに手伝ってもらい、浴衣の着付け、折り紙、書道、ネームカード(日本語で名前を書く)、昔遊びの体験やミニゲームができるコーナーです。

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来場者数が思った以上に多く、特に着付けのブースは人手が足らず、私は8割以上浴衣を着せていました。マレーシア人はみんな浴衣が大好きで、自撮りが大好きで、着せても着せても並び続ける、浴衣を着たら全然戻ってこない。笑

でも喜んでもらえたようで良かったです。

同日に行われた日本語スピーチコンテスト、折り紙コンテスト、そしてメインイベントの武道のステージにも一瞬も行けず、残念でした。なので、他の会場の様子は分かりません。あとで写真を見せてもらいました。行きたかったー。

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(「マレーシア」をテーマに作られた折り紙アート作品)

 

このイベントに合わせて、マレーシアボランティアの「日本文化の会」のメンバーにも来ていただき、コンテストの審査や文化ブースでいろいろとお手伝いいただきました。

翌日はその会のメンバーとジャパンデーの振り返りをして、たくさん反省点も出ました。来年もあるし、今だからこそ感じられること、しっかり書き出してまとめておかなきゃですね。

 

個人的にはジャパンデーを通して、学生とたくさん話すことができのが一番良かったなぁと思います。普段の授業だと一人一人と話す時間がないのですが、文化ブースをするに当たってボランティアの学生との関わりが多く、日本文化に興味のある学生たちとやりとりできました。

また他の学生とも、露店や着付けのコーナーで会うことができました。バタバタしていてちゃんとみんなと話せなかったのが悔しいけど、前の学期に教えていた学生も声をかけてくれたり、嬉しかった。

 

赴任して最初は学生を集団として見ていたのが、特定できる個人が増えてきて、学生との距離感が縮まってきた感じはあります。このジャパンデーを通してさらに、(まだ名前は覚えられないですが)折り紙のあの子、書道ができるあの子、名前を書いてあげたらすごく嬉しそうにしていたあの子、、が増えました。

今日3週間ぶり2回目に入った会話クラスにも、1回目には知らなかったのがジャパンデーのあとに入ったらだいぶ見知った顔が多くてびっくり。

 

学生も私や日本人学生との接触がジャパンデーによってできて良かったのではと思います。

特に今日嬉しかったのは、課外のクラスに入りたいという、1年生の学生が連絡をくれたことです。何がきっかけかは分かりませんが、おそらくイベントの中で日本語に興味を持ってくれたんだと思います。まだひらがなカタカナしか勉強していないそうで、もう学期の後半に入ったため今の課外のクラスに入ることはできないけど、残りの学期のうちに何かしらの機会を作れたらいいなぁと思います。

 

授業を通してできることはもちろん、文化系のイベントを通して、学生にいろんなきっかけを与えられたら素敵だなと思った出来事でした。

 

ジャパンデーが終わって、息つく間もなく今週またいろいろなことが待ってます。楽しみなことばかりなのだけど。

本当はもっともっと一つ一つのために準備して、味わって、反省して、次に活かして行きたいけれど、今はパパッと準備して、やって、次!の様にさばいていかないといけないのが勿体無い。

さらに生活の些細なことに感性を使うことも忘れているなぁと。今日の帰り道にすごく綺麗な空と雲を見て気づきました。

今は洗濯した浴衣が窓際で揺れているを見ながら、少しだけジャパンデーの余韻に浸ってみます。

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Week7のまとめ 学部授業1週目

中間休み明けの今週は、今学期初の学部クラス(学部生向け必修日本語クラス)がありました。

 

学部クラスは今いる大学の大元の大学(マレーシア工科大学)所属の先生が担当でその先生方が文法を教えていますが、会話のクラスだけ協力隊が担当しています。

時間の問題で会話にはあまり時間を割けないようで、2〜4課分の文法が終わった時点で、会話をまとめて1回で教えるという感じ。なので、私たちの出番は3週間に1回くらいしかありません。しかし、会話クラスがある週にはまとめてクラスが入って来るので、その週はちょっとバタバタします。例えば今週の水曜日はこの学部クラスが2クラス(4時間)と、もともと毎週あるJLPTクラスが2クラス(3時間)あったので、なかなかにハードでした。

 

教材は「みんなの日本語」初級Iで、会話クラスは各課の練習Cの部分を教えるようにお願いされています。あとは特に細かい指定がないので、自由にやらせてもらっています。

今週は8〜11課の内容を2時間で。6クラスあったので、隊員2人で3クラスずつ教えました。

 

クラスによって人数も男女比も民族比もばらばらで雰囲気も違うので、どんなクラスかなとドキドキわくわくしながらいつも教室へ向かいます。

 

今週私が担当した3クラスのうち1クラスは、今年の夏に あるプログラムで日本に行った学生が多かったため、日本語に対しても積極的な印象でした。反応も良くとてもやりやすいクラスでした。

残りの2クラスは、かなり静かな印象でした。中にはペアワークに消極的な学生もいたし、勉強だる〜という顔つきの学生もいました。それでも全員出席していたし、当てれば話してくれるので、とりあえずはよかったです。

今学期はあと2回ずつ同じクラスに入ることがあるので、次はもっと楽しいと思えるような授業にしたい。

 

今回の授業の中で一番心に残った、というかショックだった出来事は、「〜が好きですか?」の練習をしていたときのこと。

初めはいくつか写真を出して、「猫が好きですか?」「ドリアンが好きですか?」のような質問を作り、「はい、好きです。」「まあまあです。」「好きじゃないです。」「きらいです。」を答える練習をしました。次に学生にこの文を使って友達に好きですか?と尋ねてもらいました。

ある学生が「MJIITが好きですか?」と女子学生に尋ねました。(MJIITは大学の名前です)その時点で周りから笑いが起こっていて、学生の答えは「きらいです。」そしてまた笑いが起こる。まるで学生の中の共通認識かのようでした。

 

日本語の学習としてはいいんですが、私はこれにショックを受けました。学生が自分の大学を嫌いだと思ってる。学生の本当の気持ちは分かりませんが、少なくとも「すきじゃない」ではなく「きらい」なんだなーということ。

その学生には「どうして?」とは聞けませんでしたが、あとからそれについて別の人に話し、考えていました。

後から知ったことですが、最近大学の学費がかなり上がったとか、それも日本に行く機会を増やすためだとか。それ以外に、もともとスタッフの仕事が遅いとか対応が悪いという話も他の人からは聞いていました。

私は自分の大学が好きでした。きらいと思いながら毎日通うのってそれだけでモチベーション上がらないよなぁ、と思います。

大学の仕組みやスタッフの態度に対して、私ができることはほとんどない。

だから、その「きらい」を聞いた時に、学生が哀れに見えてしまいました。そして、せめて日本語の授業は楽しんでほしいなぁ、と思いました。

 

話は変わりますが、金曜日の夜。

学内のホールで中華系の学生主催のMid-Autumn Festival (中秋節のお祭り)というイベントがありました。

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中国系の音楽や、インド系のダンス、中秋節にまつわるお話から作ったオリジナルビデオの上映、歌、コマ回し、ストリートダンス、クロストーク(漫才?)などなど。MJIITだけでなく、UM,UKM,UPMといった他の大学からもパフォーマーを呼んでのイベントでした。大学の先生や、中華系だけでなくマレー系やインド系の学生も見に来ていました。

イベントは全て学生によって企画運営されていて、学生クオリティな部分は見ていて微笑ましかったけど、イベント作り、ビデオ作成などはかなり本格的で、さすが工科大学の学生、映像編集やものづくりが本当に上手です。

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(大盛り上がりだったビデオのクライマックス。手を繋いで フー!きゃー!みたいな。マレーシアの学生は非常にピュアです。笑)

 

やっている方も見ている方もとても楽しんでいて、いきいきしていてキラキラしていて見ていて嬉しくなりました。

そして、こんなふうにいろんな可能性や能力を持っている学生の力を発揮できるイベントや機会がもっとあったらいいなぁ…と思いました。

 

今週は学生のいろんな側面が見えた週でした。まだ若い大学であり、特殊な大学でもあり、いろいろと困難もありますが、学生は学生。この大学には何か良い雰囲気ができたら、いろんな能力が良い方向に連鎖的に発揮されて行くんじゃないかなと思いました。

私がここで日本語を教える理由はなんだろう?と難しく考えていた時もありますが、今は日本語を通して、または私との会話を通して、学生の中にちょっとでも楽しさを感じたり、息抜きになったりという良い感情が生まれること、新しい発見があったり、他の人と話すきっかけになったりという、いつもと違う何かに出会う機会を得ること、そういった些細な変化をもたらせたら、こんなに幸せなことはないなぁと思います。

 

…ところで、今週の学部クラスは初回だったので、新しい先生が来た!という目新しさで2時間いけたけど、あとの2回はそうはいかないでしょう。作戦ねりねり頑張ります。

Week6のまとめ 学期中間休み・ディパバリ・クライミング

中間休みのWeek6

秋学期6週目ですが、今週は学期中間休みで、授業はありませんでした。

部屋でひたすら溜めていた仕事を片付ける1週間。

・今日(金曜日)が締め切りだったスピーチコンテストの原稿チェック

・JLPTクラス(N5、N4)の計画の見直し

・来週から始まる学部クラスの会話授業の教案作り

・大学院クラスでやるアクティビティ(歌を歌います)の準備

それに加えて、日本文化の会のお仕事をしてました。マレーシアのJICAボランティアの中には分科会というものがあり、私は日本文化の会に入っていて肩書きだけ代表なのですが、その研修会と会議が来月あるため、その話し合い(メンバーが離れてるのでラインで)や各種書類作成などを行いました。

本当は他にもやることはあったのですが、若干休み気分が入って、結局やりたかったことの半分くらいしか終わりませんでした、が、いい1週間でした。というのも、水曜日はディパバリという祝日があり、2日、1日休んで2日という理想的なワークライフバランス。休みの多いマレーシアに慣れてきてしまって日本に帰ったら大変そう…/(^o^)\

 

Deepavali ディパバリ

ディパバリは、ヒンドゥー教の新年のようなお祝いで、光の祭典 などとも訳されるようです。ショッピングモールや駅などには、Kolam コラムという色のついたお米で作るライスアートが飾られてとても綺麗です。

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↑駅のコラム

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↑KLCC(ツインタワーの下のショッピングモール)のコラム。崩れちゃってた。

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↑これもKLCC。クジャクは、ディパバリで用いられる美や優雅さの象徴だそうです。

町中がディパバリムードのKLですが、マレーシアのインド系はマレーシア人口の1割以下で、その中も全員がヒンドゥー教徒ではありません。それでもSNSなどで、非ヒンドゥー教徒の人が「ディパバリおめでとう!」と投稿するのもよく目にしました。こういうところは、民族や宗教が違ってもお互いをを尊重するマレーシアのいいところだなぁと思います。あとは単純にみんな祝日が嬉しいですからね。

 

マレーシアのインド系

インド系マレーシア人の話ですが、KLだと、KL sentral周辺のリトルインディアと呼ばれるインド系の多い地域があります。マレーシアのインド系の多くは南インド出身ということで、南インドで有名なバナナリーフカレーを出すお店や、アーユルヴェーダのクリニックなどもあります。今の職場にも教師、学生ともに数は多くないですがインド系もいます。今の大学院生の日本語のクラスには26人中1人だけインド系の女性がいます。

実は学期中間休みは学部生だけで、大学院生は関係ないので、もともと大学院生クラスの授業がある予定でした。しかしインド系の学生がいるし、お休みにしましょう ということで授業が休みになりました。

ディパバリの祝日をどう過ごすのか大学院生クラスの女性に聞いたところ、お寺でお祈りをして、家族で過ごすと言っていたので、日本のお正月とだいたい同じかなーと思いました。

その日私はというと、、残念ながら仲の良いインド系の友達がいないので、オープンハウス(おうちに行ってご飯食べる)のお誘いはありませんでした。来年は何かあるかなー?

 

初クライミング

オープンハウスは行けませんでしたが、せっかくの休日なので、ずっとやってみたかったクライミングをしに行きました!

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場所は1utama shopping mallの中にあるCamp5というクライミング施設。友達がここのメンバーだったので連れて行って教えてもらいました。

他に行ったことないし初心者なのでよく分かりませんが、かなり広い施設のようで、ボルダリング(道具なしで登るやつ)もできるし、紐を使ったクライミングもできます。外練習用の壁もあったけど、人間が登るものとは思えなかった…。

私は完全に初めてだったのですが、友達に教えてもらいながら、紐を使ったクライミングをしました。お腹と足に通すハーネスをつけて、そこに壁から下がっている紐をつけます。もう一方の先をパートナーのハーネスの金具につけます。そのパートナーのことをビレイと呼ぶそうです。パートナーが登っている人を見ながら紐を手繰り寄せて、降りるときはゆっくりと外していく。やってみたいといいつつ、何も知らなかったので学ぶことだらけでした。

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真ん中がビレイしている人。

 

まず最初は石の色を決めずに登りました。これは結構簡単!と調子に乗って、次は使える石の色を一色だけ決めて登ってみました。すると、どこを掴めばいいのか分からず迷っている間に手の力がなくなっていって焦る。下から指示をもらいながら登りました。

やってみると何が大切なのかが分かります。いかに手の力を使わないか。クライミングは手で岩を掴みながら登っていくイメージでしたが、手で体重を支えると、すぐに腕の筋肉がパンパンになってしまいます。なので、できる限り足の力で登って、腕は曲げないようにすることが重要。

私の場合すごく手に汗をかきやすく、しばらくすると手が滑りそうになるので、腰に下げたチョークをつけつけ登ります。

あとは柔軟性とバランス感覚。うまい人を見ていると、すごくリズムよく全身を使いながら登っていきます。近くでやっていたお姉さんがとても綺麗に登っていて終始見とれていました。

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結局6本くらい登ってもう腕のじわじわがなかなか消えなくなったので終わりましたが、もっと登りたかった〜。

 

同じ壁の同じ色で、何回か練習をすると無駄のない動き方が分かってきて、リズムよく登れるのでいい練習になるらしい。

 

そして言うまでもなく、木曜日は全身筋肉痛。でもそれがすごく心地良いんですよね。普段使わない筋肉をたくさん使えて、良かったです。

 

好きな言葉であり、好きなことですが、

It's always fun to learn new things.

新しいことを学ぶっていつでも楽しい。

 

それを改めて感じたディパバリの祝日でした。

Week4,5のまとめ -仕事の効率性

あっという間に10月も半ばになっていました。

ここのところは授業準備と授業の日々ですが、先週の土日には日本の連休で友達が遊びに来たり、ボランティアの会議で同期が首都に来たりと、いろんな人に会う機会がありました。

友達が来るたびに行くバクテー、KLから西に50キロくらい、クランのバクテーが大好きです。

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クラスが始まって3週間、学生も固定化されて、名前も覚え、一人一人の理解度やキャラクターも少しずつ分かってきました。授業計画は予定から少しずれて来ていますが、学生の様子に合わせてるのでしょうがない。来週は中間休みで授業がない(!)ので、この間に残りの計画を立て直したいと思います。

学生が固定化されたと言いましたが、やはり最初に登録をした学生の中には、途中でやめた人もいます。私のクラスもN4クラスから数人いました。もともとN5の範囲が終わっていない学生で、授業について行けないと判断したようです。登録の時点で「N5の内容が終わっていないなら、今学期はN5を終わらせて、JLPT試験以降か来学期にN4に進んだほうがいいよ」と言ったのですが、N5は自分で勉強するから大丈夫ですと言って引かなかったので、OKしてしまいました。しかし始まると、授業をやりながらもやっぱり厳しそうだな…という感じでした。初級は語彙も文法も積み上げていかないといけないので、1、2、3をやっていても4を飛ばして5に行くことができない。学生は、申し訳なさそうにやめますと言いに来たけど、そもそも最初に教師としてはっきり言ってあげれば良かったかなと思いました。クラスに参加できる条件設定、来学期は見直そう。ぜひ彼らとはまた来学期一緒に勉強したいです。

 

ところで、ここ最近はやることをいろいろと溜め気味です。前学期あったのですが、やることがありすぎて思考停止する現象。それに入りそうな時があり、危ない危ないと思いながら帰り道を歩く日も。

それでよく考えるのは仕事の効率性について。もともと私は高校生のときまではコツコツ派でしたが、大学生になって良い意味では柔軟に、悪い意味はゆるくなり怠け癖がつきました。

その怠け癖のせいで、やることを溜めてしまうことも多いです。でもやっぱりコツコツ体質も残っていて、何かが溜まっていくことが嫌いです。食料の買いだめとかもできない。同居していた友達がパスタソースとかを一向に食べないで溜めているのが不思議でした。笑

なんでも自分でコントロールできる分だけ持っていたい。ものごとも順序立てて進めたい。仕事をするようになってから、人の影響もありますが、コツコツ派だった自分が帰ってような来た気がしています。でもまだ怠け癖も抜けない…そんな感じ。

私はマルチタスクが苦手なので、一つのことを終わらせないと別のことができません。その分時間もかかるし、エネルギーも一つのことにそそぎやすくなってしまいます。でもマルチタスクができるようになりたいとも思いません。忙しい人になってしまいそうだから。

優先順位をつけて、なるべく丁寧な仕事をしたいし、できないことは周りに頼ったり、そもそも引き受けない(ようになりたい)。普通の会社にいたらできない考え方かもしれないけど、やっぱり仕事に忙殺されたくはない。それでも今は目の前の学生を思うと、忙しさも忘れられる。それは幸せなことです。

今の課題は、時間の使い方が下手なので、だらだら仕事をする時間をなくして短い時間に集中力を発揮できるようになることです。質の良い休息とルーティーン作りかなぁ。

 

とりあえず週末はゆっくりします。あーまたバクテー食べたい。