Marina’s blog

マレーシアの大学で日本語を教えている協力隊のブログです

フリーダイビングって知ってますか?

これからこのブログでは普段の大学での活動のことも、プライベートや趣味のことも関係なく書いていくつもりです。日記のように。

 

今回は完全に趣味の話。

フリーダイビングの話です。

2年ほど前からやってみたいと思っていたフリーダイビング。実際できるかどうかはともかく、マレーシアに来る前にスクールを調べていました。そして大学が学期休みの今がチャンス、さっそくこの土日にベーシックコースを受講してきました!

 

フリーダイビングとは?

キューバダイビングはスキューバ(水中呼吸装置)を使うのに対して、フリーダイビングスキンダイビング)は自分の息だけで潜る。つまり素潜りのこと。
だいぶ前にテレビ番組のQさま!で、潜水(一息で何メートル泳げるか)をやっていた時期がありました。確かオードリーの春日や安田大サーカスの団長とかが出てた。水面に出てから"I'm ok"と言えたら記録になる。その前にブラックアウト(酸欠からの意識喪失)してしまう人もよくいて、子供ながらに人間は怖いことしたがるもんだなぁと思っていた気がする。(笑) 実はあれもフリーダイビングの競技の一つで、英語だとDynamic apneaと言います。このように距離を測るものの他に、深さを測るもの、息こらえの秒数を測るものもあります。

フリーダイビングスキンダイビングの定義については曖昧で、スキンダイビングはレクリエーションの要素が強く、フリーダイビングは競技性を重視したものと言われるようです。私はただいろんな場所を自由に泳いだり、様々な生き物と一緒に泳ぐのに憧れてただけ。限界を知りたいとか記録を出したいとかいう気持ちはないので、私のゴールはスキンダイビングかもしれない。でもスキンダイビングももちろんテクニックの習得が必要なわけで、競技として明確なルールがあり、教育的要素の強いフリーダイビングのメソッドから学んでいこうと思ったわけです。

 

フリーダイビングに興味を持ったきっかけ

ダイビングの初体験は2014年6月の石垣島でのスキューバダイビング。そのときに見た海の中の美しさが忘れられません。魚が本当に楽しそうに泳いでいて、空気や水や生き物のいろいろな音がして、植物がさわさわと揺れていて、潮の流れ、水温の変化を体で感じた。陸の上の世界で生きてれば考えもしないけど、海の下にはこんな世界があるんだ!と。

それから、またいつかやりたいなーとは思っていたけどなかなか機会もお金もなくできませんでした。
しばらくして、いつも聞いているPodcastバイリンガルニュースで二木あいさんの話が出てきて、そこで初めてフリーダイビングというものについて知りました。
二木あいさんは、水中表現家としていろんな場所の海に潜り、写真を撮ったり、ドキュメンタリーを作ったり、講演を行ったりしている人。
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(二木あいさん。人魚みたい!)

 スキューバダイビングでは呼吸をしながらゆっくりと潜れるけれど、スーッ、ブクブクブク…と空気の音がするので、魚が怖がってしまう。またタンクの重さで体の動きに制限が出る。逆にフリーダイビングには潜れる時間に制限があり、技術も必要とするけれど、より自然に海との一体感を楽しめる。生き物も怖がらずに、逆に興味深々で近寄ってきてくれる。

つまり、「最低限の道具で最大限に海を楽しむ」スポーツなのです。


二木さんの話を聞いて、次ダイビングをやるならスキューバじゃなく自分の息で潜ってみたいと思いました。それと、フリーダイビングは精神的なコントロールのためにヨガを使ってトレーニングするため、もともと興味のあったヨガの新しいモチベーションになる。さらに、呼吸法やダイビングを通して自分の体のことをもっとよく知れる。
これらがフリーダイビングをしたいと思った主な理由です。まぁ一番は魚みたいに泳いでみたい!という子供みたいな理由ですね。笑

 
フリーダイビングでは、泳ぎ方、フィンの使い方も大事だけど、やはり一番大事なのは呼吸。長く息を続けるためにはなるべく酸素を使わないようにしなければなりません。酸素は筋肉を使うことだけでなく、脳を使うことでもかなり消費するので、精神的なコントロールが鍵になります。なのでヨガなどを取り入れてトレーニングします。
どんなスポーツにも精神論は絡んでくると思うけど、フリーダイビングはそれがより密接に関わってるスポーツと言えるのではないでしょうか?

 

というわけで、直接やっている人から聞いたわけでなくただの憧れで始めました。身近にやっている人を知らないので、もし興味がある人がいたら教えてください(笑)

 

次に実際に受けたベーシックコースの体験レポです。