NPの方が配属先に来てくれた。
今日は日本語パートナーズの方がMJIITに見学に来てくださった。
日本語パートナーズ(NP)は国際交流基金のプログラムで、ASEAN地域を中心とした日本語教育の現場に日本人を派遣し、授業のアシスタントなどを行なっている。
マレーシアにもいろいろな地域のセカンダリースクールにNPの方々がいて、その場所場所の協力隊ともつながりがあったりする。今日来てくださった二人はケダ州の学校にいる方たち。
私も以前日本語パートナーズに興味があって、JICAを受けるのと同時にミャンマーの案件を受けていた。そのときは面接までいったけど、優先していたJICAの方が先に決まったので辞退した。でも今も台湾の派遣が気になっているし、こうして現地のNPの方と関わる中でもいろいろと知れて、NPへの好奇心は継続中。
マレーシアのNPは8ヶ月という期間。今日話していたNPさんたちは私がマレーシアに来た1ヶ月後くらいに来られた方なので、ほとんど期間が変わらない。
「やっと現場に馴染んできたところで帰らないといけない」「何もできてない気がする」と言っていたけど、教育現場は違ってもその気持ちがすごく分かる。
私ももう半年近く今の配属先にいるけど、最初の半年はほとんど慣れるための時間だったなーと思う。最近やっと現場の状況が見えて来て、これからやるべきことが整理できた段階。
前学期をふまえて、次の学期でリベンジしたいこと、新しくやりたいこともたくさんある。ここで帰らなきゃとなったら、かなり消化不良かも…。
そう考えると2年でセメスターを4回経験できることは、とても貴重なことだと思う。失敗することもやり直すこともまだまだこれからできるし。
こんな風にして、自分の置かれている状況を前向きに捉えられるようになったこの頃。
というのは、ここ1週間ほどで、インドネシアの同期隊員、職場の先輩隊員、そして今日のNPの方、日本語教育に関わるいろんな人と話すことができてすごく刺激を受けたから。 自分の環境に甘んじていたところも、逆に一人で考えすぎて頭が固くなっていたところもあったみたい。
もっと貪欲にやるべきところと、もっと肩の力を抜くべきところと、もっと周りに頼るべきところに気付けた。
「一人で抱え込まないで」という言葉をもらってから、そんなことついてずっと考えていた。
一人の力ってすごく小さい。
ネガティブなように聞こえる言葉だけど、すごく大事な真実。そして私にとってこの言葉は、体の力をほぐす作用があるみたい。