Marina’s blog

マレーシアの大学で日本語を教えている協力隊のブログです

Week2のまとめ(大学院クラスについて)

月曜日

国際交流基金クアラルンプールの「まるごとセミナー」に参加してきました。

「まるごと」は国際交流基金が作った日本語の教科書で、今回のセミナーは「まるごと」のマレーシア版出版記念での開催。参加者にはまるごと入門A1の「かつどう」と「りかい」が無料で配られました。

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中身は丸々一緒で、マレーシアの印刷会社が印刷しているため、もともとマレーシアで売られていた値段の半額ほどの値段で買えるようになったという、学習者や教師にとってはありがたいこと。

3時間の前半はまるごとの教科書の特徴や、サイトの紹介。後半はグループで教科書の内容を見てどのように使えるか考えるという内容でした。

今の大学院クラスでこの教科書の「かつどう」を使用しているため、改めてどのような教科書なのかを勉強できるいい機会でした。

外国語の教科書というと、文法項目で構成されてるイメージがあると思いますが、「まるごと」は音声を使って進めていくコミュニケーションを重視した教科書です。とくに「かつどう」には文法の説明が一切なく、まさにまるごと覚えて使うことで話せるようになるのを目的としています。各課の目標が、例えば、お店で物の値段を尋ねることができる。(実際はもっと限定した場面)など「できること」になっているのも特徴の1つ。自習学習サイトも充実していて、予習や復習に使えるオンラインコースや、ダウンロードできる単語リストなどもあります。

一般的な文型シラバスの教科書と違うため、使い方を知ることがかなり重要だと思います。

 

火曜日

は、その「まるごと」を使う大学院クラスの初日でした。同僚の先生が、3課の自己紹介を教えました。初回ということで一緒に参加させていただき、学生さんたちと自己紹介の練習をしました。クラスは20名ほどで、マレー系中心ですが中華系の学生と中国出身の学生もいました。先生は学生が自信を持てるようなコメントや促し方がとても上手で、楽しい雰囲気のクラスでした。

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水曜日

は第2回目の授業(大学院クラスは週に2回、火曜と水曜)でした。先輩隊員が担当する1課あいさつと2課教室ことばの授業で、また見学・参加させてもらいました。前の日の自己紹介もしっかり覚えている人が多い印象でした。先輩は習った言葉「〜てください」「どうぞ」などを実際に使いながら授業を進めていて、学生の理解確認のしかたが上手だと思いました。

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ジェスチャーゲームをやっているところ)

来週の火曜日は、私が4課の「かぞく」を教えます。2日間交流をさせてもらって学生の名前もだいぶ覚えられたので、来週の授業もやりやすくなるかな。楽しみです。

 

水曜日は他に、11月にあるJapan Dayという大学祭の会議があり、追加でやることになった日本文化ブースの詳細を話し合いました。また大学祭内で行う日本語スピーチコンテストと折り紙アートコンテストのポスターを掲示したり、学生へのおしらせをFacebookに投稿したりしたり、日本文化サークルの学生にその日の会議内容を伝えて学生ボランティア募集のお願いをしたりしました。

あまり大きいコンテストではないですが、せっかくなので参加者の楽しめる良いコンテストになるといいなーと思います。

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