Marina’s blog

マレーシアの大学で日本語を教えている協力隊のブログです

Week9 ジャパンデー

 

11月9日木曜日にジャパンデーという大学のお祭りがありました。

f:id:Sakutaro10:20171113222812j:image

 

結果としては大成功だったと思います。感想は…ものすごく疲れた。です。笑

なのでまとめも簡単に。

 

毎年行われているジャパンデーですが、今年は日本とマレーシアの協力60周年を記念して大々的に行われました。セレモニーには高等教育大臣が、そして日本武道館からも50人以上の演武者を呼び、武道のデモンストレーションと講座をしていただきました。

そのメインの会場となったホールの外にはテントが設置され、私たちはそのテント内で日本文化体験ブースを開きました。学生ボランティアに手伝ってもらい、浴衣の着付け、折り紙、書道、ネームカード(日本語で名前を書く)、昔遊びの体験やミニゲームができるコーナーです。

f:id:Sakutaro10:20171113222052j:image

f:id:Sakutaro10:20171113222207j:image

 

来場者数が思った以上に多く、特に着付けのブースは人手が足らず、私は8割以上浴衣を着せていました。マレーシア人はみんな浴衣が大好きで、自撮りが大好きで、着せても着せても並び続ける、浴衣を着たら全然戻ってこない。笑

でも喜んでもらえたようで良かったです。

同日に行われた日本語スピーチコンテスト、折り紙コンテスト、そしてメインイベントの武道のステージにも一瞬も行けず、残念でした。なので、他の会場の様子は分かりません。あとで写真を見せてもらいました。行きたかったー。

f:id:Sakutaro10:20171113221518j:image

(「マレーシア」をテーマに作られた折り紙アート作品)

 

このイベントに合わせて、マレーシアボランティアの「日本文化の会」のメンバーにも来ていただき、コンテストの審査や文化ブースでいろいろとお手伝いいただきました。

翌日はその会のメンバーとジャパンデーの振り返りをして、たくさん反省点も出ました。来年もあるし、今だからこそ感じられること、しっかり書き出してまとめておかなきゃですね。

 

個人的にはジャパンデーを通して、学生とたくさん話すことができのが一番良かったなぁと思います。普段の授業だと一人一人と話す時間がないのですが、文化ブースをするに当たってボランティアの学生との関わりが多く、日本文化に興味のある学生たちとやりとりできました。

また他の学生とも、露店や着付けのコーナーで会うことができました。バタバタしていてちゃんとみんなと話せなかったのが悔しいけど、前の学期に教えていた学生も声をかけてくれたり、嬉しかった。

 

赴任して最初は学生を集団として見ていたのが、特定できる個人が増えてきて、学生との距離感が縮まってきた感じはあります。このジャパンデーを通してさらに、(まだ名前は覚えられないですが)折り紙のあの子、書道ができるあの子、名前を書いてあげたらすごく嬉しそうにしていたあの子、、が増えました。

今日3週間ぶり2回目に入った会話クラスにも、1回目には知らなかったのがジャパンデーのあとに入ったらだいぶ見知った顔が多くてびっくり。

 

学生も私や日本人学生との接触がジャパンデーによってできて良かったのではと思います。

特に今日嬉しかったのは、課外のクラスに入りたいという、1年生の学生が連絡をくれたことです。何がきっかけかは分かりませんが、おそらくイベントの中で日本語に興味を持ってくれたんだと思います。まだひらがなカタカナしか勉強していないそうで、もう学期の後半に入ったため今の課外のクラスに入ることはできないけど、残りの学期のうちに何かしらの機会を作れたらいいなぁと思います。

 

授業を通してできることはもちろん、文化系のイベントを通して、学生にいろんなきっかけを与えられたら素敵だなと思った出来事でした。

 

ジャパンデーが終わって、息つく間もなく今週またいろいろなことが待ってます。楽しみなことばかりなのだけど。

本当はもっともっと一つ一つのために準備して、味わって、反省して、次に活かして行きたいけれど、今はパパッと準備して、やって、次!の様にさばいていかないといけないのが勿体無い。

さらに生活の些細なことに感性を使うことも忘れているなぁと。今日の帰り道にすごく綺麗な空と雲を見て気づきました。

今は洗濯した浴衣が窓際で揺れているを見ながら、少しだけジャパンデーの余韻に浸ってみます。

f:id:Sakutaro10:20171113231257j:image